3巡 28位(全体92位)
TE ジェフ・ホイエルマン
*ジェフ・ハイアマンとも聞こえますが、NFL Japanの表記に合わせました。
- 名前: Jeff Heuerman
- 身長: 6-5 (1.96m)
- 体重: 254 (115kg)
- 大学: Ohio State
- 年齢: 22歳 (1992年11月24日)
- 学年: シニア
- 腕の長さ: 33 1/4インチ (84.5cm)
- 手の大きさ: 10 1/8インチ (25.7cm)
- 40ヤード: 4.81秒*
- 10ヤード: 1.63秒*
- 20ヤード: 2.75秒*
- 20ヤードSS:
- 3-Cone Drill:
- 垂直跳び: 34 1/2インチ* (87.6cm)
- 立ち幅跳び: 10フィート* (3.05m)
- ベンチプレス: 26回
*Pro Day Workout
大学の成績
- 2011年 出場10試合 1回、25ヤード
- 2012年 先発09試合 8回、94ヤード、1TD
- 2013年 先発14試合 26回、466ヤード、4TD
- 2014年 先発14試合 17回、207ヤード、2TD
評価
概要
父親はミシガン大のバスケ選手で、兄のマイクはノートルダム大のTEだった。
高校までの8年間はアイスホッケーの選手として活躍していた。
高校でフットボールを始め、3つ星のTEとしてミシガン、テネシー、サウス・カロライナからもオファーを受けたが、オハイオ州立大学を選んだ。
2011年はフレッシュマンで10試合に出場。2012年は9試合に先発(全試合に出場)した。
2013年は全試合に先発。26回、466ヤード、4TD、チーム・トップの平均17.9ヤードを記録した。
2014年は14試合に先発。2014年3月に足の手術を受け、シーズンを通して怪我と戦いながら出場していたが、チームは全米王者となった。
2014年の2ndチーム All-Big Tenに選出。
長所
TEとしてはアスレチック。キャッチ後の直線スピードがある。縦にシーム(守備の隙間)を脅かす。パスキャッチャーとして高さで勝負できる。優れたボディ・コントロールで、身体から逸れたボールにアジャストできる。キャプテンで、ウェイト・ルームのリーダー。
厚みのあるアスレチック体型。サイズの割りに流動性がある。大きな手があり、競い合いでボールを確保する。キャッチ後になかなか倒れないタフさがある。インライン・ブロッカーとして上手く相対し、長い腕でパスラッシャーを近づけさせない。フィジカルでいろんな位置にセットできる多様なブロッカー。アングルが上手く、相手選手をプレイから葬り去る。怪我をしてもプレイをし続ける。
短所
筋トレの強さはあるが、それを試合で発揮できていない。 ルートのトップで相手をセパレートするのに苦戦する。コアの強さはない。パスプロでやられることがある。ランブロックにおいてエッジで勝つのに苦労する。大学での実績はいまいち。
プレイに爆発力がなく、相手をセパレートするのに苦戦する。相手をだましてかわすテクニックを身に着ける必要がある。キャッチ後のダイナミックさに欠け、コンスタントにタックルをはずしたり、守備選手をミスをさせることはない。良い手はあるが、時に集中力を欠いた落球や、速いボールを苦手にすることがある。ブロックのタイミングとテクニックは進歩したが、まだ向上の余地がある。怪我を抱えていて耐久性に懸念がある。
総評
2014年は足の怪我と、QBの交代で数字が落ちた。高さで勝負できるTEで、あちこちにセットできる。NFLにおけるポテンシャルが注目されている。4-5巡指名予想。
高校でフットボールをやり始め、大学での実績も冴えないが、今年のドラフトにおける数少ない先発級タイトエンド。インライン、バックフィールド、スロットに位置できるだけの多様性があり、怪我さえしなければ、プロでは大学時代より活躍できるだろう。
似たタイプの選手
- TE Rob Housler (CLE)
- TE Scott Chandler(N.E)
感想
タイトエンドの指名は、マックス・ウィリアムズ(2巡23位)や、クライブ・ウォルフォード(3巡4位)といった予想もありましたけど、3巡28位で全米王者オハイオ州立大学のホイエルマンを指名しました。
指名の時点でドラフトボードのトップにいた選手ということで、エルウェイも「3巡まで残っていたのは幸運だった」と語っていました。
今年のタイトエンドでは、もっとも優れたブロッカーという話もあるので、クービアックのオフェンスに合いそうです。サイズと身体能力を備え、レシーバーとしてのポテンシャルも期待できると、専門家やファンの評価もなかなか良いですね。
レシーバーとしての数字は大したことないですが、その理由として、パス攻撃で使われていなかったと指摘されています。PFFによると、2014年はパス全体の6%以下でしかターゲットになっていなかったのだそうです。
2014年は足の怪我を抱えながら出場していたということもあって、より活躍した2013年の動画が真の姿に近い、数字はあまりマイナス要素にならない、プロでは大学以上に活躍できるだろう、とも言われていますね。
1年目から楽しみな選手だっただけに、 ルーキーキャンプの怪我でシーズンエンドになってしまったのは本当に残念でした。来年の復活を期待したいです。
評価
- B+ Pete Prisco(CBS Sports)
- B+ bleacher report
- B WalterFootball
動画
- Jeff Heuerman - Ohio State Football - TE - 2014 Rutgers Game - YouTube
- Jeff Heuerman (TE, Ohio State) vs Purdue/Clemson 2013 - YouTube
- Jeff Heuerman - Ohio State Football - TE - 2013 California Game - YouTube
引用元
NFL.com / CBS Sports.com / Ohio State Buckeyes Official Athletic Site
Denver Broncos draft pick Jeff Heuerman graded by Pro Football Focus - Mile High Report
- 1巡 OLB シェーン・レイ
- 2巡 OT タイ・サムブライロ
- 3巡 TE ジェフ・ホイエルマン
- 4巡 C マックス・ガルシア
- 5巡 CB ロレンゾ・ドス
- 6巡 NT ダリアス・キルゴ
- 7巡 QB トレバー・シーミアン
- 7巡 DB トリアン・ニクソン
- 7巡 DB ジョシュ・ファーマン