ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ブロンコスのドラフト評価 2015

2015年のNFLドラフトも終わりまして、ブロンコスは9人を指名しました。

ドラフト評価も出ていますので、確認してみたいと思います。

 

  • 1巡 OLB Shane Ray (Missouri)
  • 2巡 OT Ty Sambrailo (Colorado St.)
  • 3巡 TE Jeff Heuerman (Ohio St.)
  • 4巡 C Max Garcia (Florida)
  • 5巡 CB Lorenzo Doss (Tulane)
  • 6巡 NT Darius Kilgo (Maryland)
  • 7巡 QB Trevor Siemian (Northwestern)
  • 7巡 DB Taurean Nixon (Tulane)
  • 7巡 DB Josh Furman (Oklahoma St.)

 

 いつものように適当翻訳です。

 

 

B Chris Burke(SI.com

ヘッドラインは1巡のOLBシェーン・レイで、ブロンコスは28位から23位にトレードアップして指名した。そのバリューは否定できない。先日の逮捕さえなければ、彼はもっと上位で消えていたはずだ。

他の指名はそれほど目立たないが、2巡のOTタイ・サムブライロは、長く活躍できそうなポテンシャルを見せている。レイを除けば、2015年ドラフトのスターは、3巡のTEジェフ・ホイエルマンとなるかもしれない。オハイオ州立大学ではレシーバーとして使われていなかっただけで、数字以上に良いレシーバーだ。彼はそう遠くないうちにバージル・グリーンやオーウェン・ダニエルズを抜いて先発するかもしれない。

 

 

B Pete Prisco(CBS Sports

ベストの指名: 2巡指名のOTサムブライロは元スキーヤーで、ブロンコスのスキームで活躍できる身体能力を備えている。彼はライトタックルで先発を争うだろう。

疑問な指名: 1巡でトレードアップしてOLBシェーン・レイを指名した。彼にはフィールド外の問題があり、そこにはリスクがある。疑問もあるが、能力はある。

3日目の原石: 4巡のCマックス・ガルシアは、激しくタフな選手で、新人年から先発争いをするかもしれない。

解説: GMエルウェイは最初の指名権4個で、4人の確かな選手を手に入れた。彼は良い選手の見つけ方を知っている。鍵はシェーン・レイの1巡指名で、トラブルさえ避けられれば、良いパスラッシャーとなるだろう。

 

 

B Rob Rang(CBS Sports

一見して、OLBシェーン・レイの1巡指名はちょっとした驚きだったが、チームは今すぐ勝とうとしている。3頭のモンスター、ボン・ミラー、デマーカス・ウェア、シェーン・レイは恐ろしく、強いパス攻撃を有するAFCの優勝候補、コルツやペイトリオッツに対抗できる。HCクービアックは地元でゾーンブロックに合うOTサムブライロを指名し、フロリダのバーサタイルなCガルシアは早くから先発を争うだろう。3巡のTEホイエルマンは、移籍したジュリアス・トーマスの代わりとはいかないだろうが、オハイオ州立大学での活躍以上に優れた選手だ。

 

 

B Ross Jones (FOX Sports

ウェイド・フィリップスの守備に、1巡OLBシェーン・レイが加わるのは、相手OCにとって恐ろしい光景だろう。彼は今年のパスラッシャーではベストのひとりで、ブロンコスは(怪我と逮捕で)落ちてきたことに感謝すべきだ。

エルウェイは、2巡で激しいライトタックル、OTサムブライロを加え、3巡でペイトン・マニングの新しい親友、TEホイエルマンを獲得した。

 

 

B Vinnie Iyer(SN

1巡でトレードアップして、落ちてきたOLBシェーン・レイを指名したのは素晴らしい動きだった。パスラッシュがより強力になり、層も厚くなった。2巡OTサムブライロと、4巡Cガルシアは、クービアックのゾーンブロックにフィットする。3巡TEホイエルマンは、万能さではジュリアス・トーマスに勝る。7巡QBセミアンは育成候補だ。

 

 

B WalterFootball

目標: ペイトン・マニングに残された時間は少ない。ブロンコスは全力で、優勝できる戦力を集めなくてはならない。しかし、2日目にQBを指名しても驚きはしない。

結果: ブロンコスは全力で戦力を集めようとしただろうか? 少なくともその姿勢は見えた。1巡でトレードアップして、OLBシェーン・レイを指名したのは良かった。レイは28位までは残っていなかったかもしれないので、トレードアップは必要だった。彼は将来、デマーカス・ウェアの後任で先発するだろう。必要だったOLBのデプスを厚くすることもできた。

その他の指名もなかなかだった。3巡TEホイエルマン、4巡Cガルシア、5巡CBドスは皆、チームのニーズに合致しフィットする。TEホイエルマンとCガルシアは1年目から先発する可能性もある。

あまり好きになれない指名は、2巡のOTサムブライロだ。ニーズには合うが、指名順位が高かった。とはいえ、評価を落とすほどのことではない。

 

 

B- Evan Silva(Rotoworld

エルウェイは、1巡でOLBシェーン・レイを獲得するため、今年と来年の5巡とOLラミレスを出して5つトレードアップした。2巡OTサムブライロは開幕から先発でき、4巡Cガルシアにも先発のチャンスがある。3巡TEホイエルマンは、プロ級のブロック能力を持ち、過小評価されているアスリートで、将来の先発となるだろう。6巡NTキルゴは有望なランストッパーで、5巡のCBドスはスロット・コーナーのプレイメーカーになれる。思うに、7巡のQBセミアン、DBニクソン、DBファーマンはそれほど影響ないだろう。今年のドラフトは(壮観ではないにしろ)手堅く、良いバリューで、いくつかのニーズを埋めた。

 

 

B- Woody Paige(The Denver Post

エルウェイは先週、「チームのドラフト戦略は、2年目に先発できる選手を獲得することだ」と語っていた。そういうことであれば、この3日間の成果に落胆することはない。ブロンコスは即先発クラスや、スター選手は指名しなかった。

ブロンコスの指名は、控え選手、代役、スペシャルチーマー、将来の戦力に集中した。AクラスやFクラスの選手はいない。BかCクラスが数人と、Dクラスも1人か2人混ざっている。

正直言って、ブロンコスが指名したのは、専門家もきちんと調べてないんじゃないかというような選手たちで、名前も聞いたことがない。悪い意味でずっと名前を目にしたOLBシェーン・レイも1年目から先発することはない。地元CSUのOTタイ・サムブライロもそうだ。

しかし、それでも私は今年のドラフトをB-と評価する。エルウェイは「今」だけを考えているのではなく、これは「今から先」を考えたドラフトなのだ。

ブロンコスは、ベテラン選手の後継者たちを手に入れたかもしれないが、今はまだ控えだろう。

エルウェイはドラフトでチームを作ろうとしている。ブロンコスが指名したほとんどは、知名度が低い、優れたチームに属する目立たない存在、リーダーやキャプテン、アスリートだが華は無い、原石といった選手たちだ。

しかしながら、今年のドラフトは、目が離せない、殿堂入りというような種類ではなかった。願わくば、ルーキーたちにはブロンコスが正しく、私が間違っていることを証明してもらいたい。

 

 

C- Bryan Fischer(NFL.com

1日目 D、2日目 A、3日目 C

デマーカス・ウェア、ボン・ミラー、そして1巡指名OLBシェーン・レイのトリオは、恐怖のパスラッシャーとなるだろうが、ブロンコスは28位からトレードアップするために代償を払いすぎている。またレイの指名は(素行問題を抜きにしても)ニーズを埋めていない。

ブロンコスは地元で、2巡のOTサムブライロという、クービアックのシステムに合う選手を見つけた。3巡のホイエルマンはシュアハンドで、今年のドラフトでもっとも優れたブロッキングTEだ。4巡のCガルシアはバーサタイルで、おそらくマニングにスナップを出すことになるだろう。

 

 

D+ Shutdown Corner

ベスト指名: 1巡OLBシェーン・レイ。ドラフト直前の逮捕で評価を落としたが、ウェイド・フィリップスの指導でパスラッシュの悪魔となるだろう。デマーカス・ウェアの衰えと共に出番は増えることになる。たしかにラン守備はまだ未熟だが、つま先の怪我が大丈夫であるならば、彼には素晴らしいバリューがある。

ワースト指名: 2巡OTタイ・サムブライロ。優れたアスリートで、クービアックが好む典型的なラインマンではあるが、彼には土台の強さとパワーが不足していて、ポジションの適正も不明だ。彼はレフトタックルか。ライトタックルか。ガードなのか。使いやすい6人目のラインマンで終わるかもしれない選手に、2巡指名は高すぎる。

解説: 2巡以下の指名はあまり好きになれないうえに、1巡のレイでさえも問題を克服しなければならない。ブロンコスが指名した最初の4人は皆、なにかしら怪我の懸念がある。さらに、層の厚さに不安があるRB、ILB、DTを指名しなかった。

 

 

19位 Nate Davis(USA Today

1巡指名OLBシェーン・レイとコロラドの大麻ジョークはもう終わりだ。もし足の怪我さえ問題なければ、ボン・ミラー、デマーカス・ウェア、シェーン・レイと、サブパッケージのパスラッシュは恐ろしいことになる。 2巡OTサムブライロと、4巡Cガルシアは、模様替えしているオフェンスラインで出番があるかもしれない。

 

 

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