今年も開催されました「未練・或爺杯モックドラフト2015」に、ブロンコス担当GMとして参加させていただきましたので、その舞台裏を書いてみたいと思います。
先に結果を書きますと、28位から24位にトレードアップして、
OT Andrus Peat(Stanford)という指名結果になりました!
まず、ニーズとしては、OL > DL ILB FS > TE OLB という感じで考えておりました。
- オフェンスラインは1巡下位でも指名できそう
- 守備ライン、パスラッシャーは落ちてくる選手しだい
- TE、ILB、FSは1巡指名するか微妙
- クービアックはBPAで指名するらしい
ということで、狙っている選手が落ちてきた時のために、トレードアップを準備しておくことにしました。
ブロンコスは今年の4巡指名がなく、2巡指名を出すのはためらわれたので、3巡か5巡を出してトレードアップすると、最高でも20位くらいという計算になります。
そこで、こちらからトレードを打診してみたり、他チームからの打診もいくつか頂いたのですが、残念ながらいずれも成立とはなりませんでした。
そんなところに、24位カーディナルスのGMさんから「トレードどうですか?」との連絡が。順位も条件も理想的な相手だったので、「本番の展開しだいでOK」という仮成立になりました。
さらに「5巡を出して26位レイブンズの位置にアップする」プランBも考えていたのですが、レイブンズのGMさんは(これまでの経験上)トレードアップを狙っているはずだと確信していたのでw、26位に下がってきた相手(ジャイアンツ)と交渉するつもりで準備だけしておきました(残念ながら後に不成立)。
そして、いよいよ「未練・或爺杯2015」がスタート!
いきなりのマリオタ指名、リバースのトレード放出、綺麗なチアさん登場と、怒涛の展開にドキドキしつつも、思ったよりオフェンスラインが売れ残っている流れに、いくらか余裕を感じながら指名順位を待ちました。
24位カーディナルスの指名タイム。
この時点で、トレードアップ用にリストアップしてあった守備選手はほぼ売り切れており、オフェンスラインの指名候補は以下の3人が残っていました。
- OT La'el Collins(LSU)
- OT Andrus Peat(Stanford)
- OL Cameron Erving(Florida State)
残り4チームのうち、25位パンサーズはオフェンスラインを指名する可能性が高そうでしたが、それでも狙っている3人のうち誰かは残りそうだったので、無理にトレードアップする必要はないかなとも思いました。
しかし、カーディナルスのGMさんが熱心に誘ってくださった(後にその理由が判明!)のと、個人的にトレードしたい気持ちもあったので、ここで確実に指名できるトレードアップの申し出を受けることにしました。
- ARI 1巡24位 + 4巡24位
- DEN 1巡28位 + 3巡28位
形としては3巡と4巡の交換になっています。
トレードアップが成立した場合は、Andrus Peatを指名しようと考えていました。
多くの評価では La'el Collinsの方が上だったと思いますし、ブロンコスは両方とも接触しているので、正直どちらを指名しても満足でした。
それでも Andrus Peatを選んだのは、現実のドラフトではおそらく La'el Collinsはもっと前で売り切れているだろうと思ったからです。
どうせなら、本番のドラフトでも当たりそうな方を選びたいという選択でした。
ちなみに
ブロンコスの28位指名権を獲得したカーディナルスは、その指名権をさらにトレードして、バイキングスからRBエイドリアン・ピーターソンを獲得。
つまり、最初から1巡指名権を手放す計画で、行きがけの駄賃にブロンコスともトレードしていたんですねw
みなさんも熱心にトレードを進めてくる優秀なGMさんには気をつけましょう!w
最後になりましたが、コミッショナーのチュルさんを始め、運営の皆様、参加した皆様、今年も楽しいイベント本当にありがとうございました。
また参加できることを楽しみにしています!
全指名結果はこちら:いつもどこかのサブアリーナ 『未練・或爺杯モックドラフト2015』
各GMの感想はこちら:獅子吼 『未練・或爺杯モックドラフト2015』終了しました。