ブロンコスの守備コーディネーター職に、ウェイド・フィリップス(白熊さん)が就任し、これで主なコーチたちが決まりました。
ウェイド・フィリップスというと、ビルズやカウボーイズなど、数々のチームでコーチ職を歴任してきたベテランですが、ブロンコスでは、1989年から92年までDCを勤め、1993年にチームの第10代HCに就任しております。(たしか本命だったマイク・シャナハンに断られての昇格でしたね)
当時は、前HCだった名将ダン・リーブスが、エルウェイとの確執でチームを追われたこともあって、エルウェイ中心のチームを作るべく、快速WRアンソニー・ミラー、殿堂入りLT ゲイリー・ジマーマン、OGブライアン・ハビブ、RBロッド・バーンスタイン、CBレイ・クロケットといった戦力を、トレードとかも駆使してかき集めた記憶がありますけど、結果は9勝7敗(WC敗退)と7勝9敗に終わり、2年間でチームを去りました。今回はDCとして約20年ぶりのブロンコス復帰ですね。(今回も本命だったバンス・ジョセフを獲得できなかったことによる就任という…)
主なコーチ人事をまとめてみました。
(OLBコーチを追記しました)
こうして見ますと、前ポジションコーチの多くが、ベアーズの新HCに就任したジョン・フォックスの後を追って移籍していますね。
一方で、ブロンコスにはクービアックやリック・デニソンといった懐かしいコーチたちが戻ってきて、レイブンズやテキサンズから、クービアックと縁のある人材が集まりました。
HCクービアック、OCリック・デニソン、DC白熊さんの3人組は、2011年から2013年までのテキサンズとまったく同じ体制ですし、新しいポジションコーチもほとんどが、当時のテキサンズと同じ役職に就いているようです。
では、テキサンズの2011年、2012年、2013年の成績を確認。
2011年 10勝6敗 地区1位 Div敗退
- 攻撃 Total 13位 Pass 18位 Run 2位 得点10位
- 守備 Total 2位 Pass 3位 Run 3位 失点4位
2012年 12勝4敗 地区1位 Div敗退
- 攻撃 Total 7位 Pass 11位 Run 8位 得点 8位
- 守備 Total 7位 Pass 16位 Run 7位 失点 9位
2013年 2勝14敗 地区4位
- 攻撃 Total 11位 Pass 15位 Run 20位 得点 31位
- 守備 Total 7位 Pass 3位 Run 23位 失点 24位
最後の2013年は、開幕2連勝から14連敗となり、HCクービアックはシーズン途中で解任されていました。
しかし、2011年と2012年はかなり優秀ですね。特に守備のスタッツは立派だなと思います。得失点のバランスも良いですねえ。
クービアックとリック・デニソンのゾーンブロッキング、白熊さんのアタックする3-4守備、これはちょいと期待できるのではないでしょうか!?
ということで、なんとか90年代の夢をもう一度! (^^)