NFL2014シーズン第6週、アウェイのジェッツ戦が行われました。
1Q
- DEN Kマクマナスが37ヤードFG成功 (3-0)
- NYJ QBスミスからTEアマロへの2ヤードTDパス (3-7)
2Q
- NYJ パントリターンでWRパウエルがファンブルロスト
- DEN QBマニングからWRトーマスへの1ヤードTDパス(10-7)
- DEN QBマニングからTEトーマスへの22ヤードTDパス(17-7)
3Q
- DEN QBマニングからTEトーマスへの4ヤードTDパス(24-7)
- NYJ Kフォークが30ヤードFG成功 (24-10)
- DEN キックオフでLBバローが退場処分
4Q
- NYJ QBスミスからWRデッカーへの2ヤードTDパス (24-17)
- DEN QBスミスのパスをCBタリブが22ヤードINTリターンTD (31-17)
最後にビックプレイを決めて、31対17の勝利、となりました。
ブロンコスの守備が相手のランを止め、マニング率いる攻撃が点差を広げる。相手が追い付こうとパスを投げてくるところを、ラッシュで仕留めて、ターンオーバーを奪い、最後は逃げきる。ブロンコスの理想的な勝ちパターンだったとは思うのですが、どうもスッキリしない印象の試合になってしまいましたね。
たぶん、反則が多かったこと、追加点が欲しいところで決めきれなかったこと、グダグダしている間に1TD差まで追いつかれたこと、などが要因だったのかなと思います。とはいえ、アウェイでの貴重な1勝を挙げることができたのは良かったです。
ジェッツはWRエリック・デッカーが活躍してましたね。新人TEジェイス・アマロも(落球はありましたけど)目立ってました。あと守備ラインが強力でしたね。
欠場
怪我の先発RBモンティ・ボールがアウト。2巡WRラティマーは今週もお休み。CBトニー・カーター他、OGガーランド、新人OTスコフィールド、DTアンレイン、LBマクレイが登録外。
勝因?
攻撃は359ヤード獲得。控えRBヒルマンの活躍で、ランは計138ヤードでした。WRトーマスは10回124ヤード、TEトーマスは2TD(今シーズン9TD)、WRサンダースも大事なところで活躍してくれました。
守備は204ヤード喪失。相手のランを15回31ヤードに抑えました(QBスミスの11ヤードがトップ)。パス守備は計4サックで、LBボン・ミラーが2サック(今シーズン6サック)。CBアキブ・タリブのINTリターンTDが試合を決めました。
- 前半 12/20回、60.0%、173ヤード、2TD
- 後半 10/13回、76.9%、64ヤード、1TD
- 合計 22/33回、66.7%、237ヤード、3TD、Rating 117.9
この試合は、マニングが2サックされました。ヒットを受ける前に自ら地面に倒れたり、ラッシュから逃げながらパスを投げる姿が見られましたね。相手は3人ラッシュで、8人がカバーしていても、パスラッシュが漏れてきたりして大変そうでした。第1Qにはスーパーボウルの再現みたいなスナップ・ミスからのファンブルがあったり、あとOLの反則も多かったですね。
ちなみに現在506TDで、ファーブのリーグ記録508個まで残り2個に迫っています。
ラン攻撃
2番目RBロニー・ヒルマンが24回100ヤードを記録。RBジュワン・トンプソンも8回38ヤードを走りました。なんとなく、先発RBボールは穴が開くまで待つ(判断が遅い)タイプで、マイナスで捕まることも多いのに対して、ヒルマンは出足が速くて一気にラインを抜ける印象があります。抜けた後のスピードもありますね。
ここまでラン攻撃に関しては、RBボールが良くない、OLのブロックが悪い、プレイコールが問題、などなど言われてたと思うのですが、ヒルマンが100ヤード走ったことで、ボールの立場は微妙になるのでしょうか。
ただ、(マニングもコメントしていたのですが)ジェッツはLBをカバーに下げたり、ある程度ランは出されても仕方ないという守備をしていた感もあります。ヒルマンも懸念されていたファンブルをやらかしたり、3rdダウン1ヤードを更新できなかったりしたので、さらに頑張ってほしいですね。
新人の活躍
7巡指名のLBコーリー・ネルソンはチーム・トップの7タックル。第1Qに先発LBトレバサンが怪我した後、 控えのLBマーシャル(6タックル)と一緒に出てたようですね。
1巡指名CBブラッドリー・ロビーはこの試合も良かったですね。第3Qには、TEアマロへのパスを叩いて阻止、相手をFGに抑えました。初のサックも決めています。開幕から毎試合70%以上のスナップに出場し続けているそうです。
反則
この試合は今シーズン最多の反則11回101ヤードでした(ジェッツは2回9ヤード)。
取り消されたのも含めると、攻撃が7回(うちOLが6回)、守備が3回、STが4回(退場処分あり)でした。やはりOLとSTの反則が目立ちましたね。ジェッツの守備ラインが強かったのと、普段はマイルハイでキックオフ・リターンをやってないせいもあるのでしょうか。
この試合、反則で後退した攻撃ドライブは、すべてパントに終わっています。反則なしのドライブは24得点。うーん、自分たちでブレーキをかけてちゃ駄目ですね。
失速?
今シーズンは第3Qに失速している感じがしてたので確認してみると・・・
- 得点は、1Qが23点、2Qが63点、3Qが10点、4Qが51点。
- 失点は、1Qが19点、2Qが35点、3Qが13点、4Qが31点、OTが6点。
第3Qはわずか10得点。第2Qの63得点(9TD)とは対照的ですね。ブロンコスは5試合のうち3試合(IND戦、SEA戦、ARI戦)で後攻を選択しているそうなので、後半の立ち上がりの悪さは気になります。
不満
- Cマニー・ラミレズのスナップミスふたたび
- LTライアン・クレイディが良くなかった
- 新人LBバローがパンチで退場処分
- WRコールドウェルの余計なキックオフ・リターン
- 審判(最後のセーフティーを見逃し)
怪我人
先発LBダニー・トレバサンは左脚を怪我して3~6週間アウトの予定とか。前回とは違う部分だそうですが、戻ってきたばかりなのに残念です・・・(追記:復帰可能なIRに登録されました)
LBボン・ミラーは前半1度下がって後半から戻りました。脳震盪という話も出てましたけど、どうやらコンタクトレンズが取れただけだったそうです。
次はホームでサンデーナイトの49ers戦ですね。その後は木曜にチャージャース戦、さらにアウェイのペイトリオッツ戦と続きます。きついスケジュールですけど、負けられません!(なんせ上が負けないので・・・)