ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第2週 チーフス戦の感想

2014年シーズン第2週、ホームでのチーフス戦が行われました。

 

1Q

  • DEN QBマニングからTEトーマスへの4ヤードTDパス(7-0)
  • K.C Kサントスが45ヤードのFG成功(7-3)

2Q

  • K.C RBデイビスの2ヤードTDラン(7-10)
  • DEN QBマニングからTEタミーへの4ヤードTDパス(14-10)
  • DEN QBマニングからWRトーマスへの12ヤードTDパス(21-10)

3Q

  • K.C Kサントスが37ヤードのFG失敗

4Q

  • K.C RBデイビスの4ヤードTDラン(21-17)
  • DEN Kマクマナスが20ヤードのFG成功(24-17)
  • K.C 4thダウン・ギャンブル失敗

 

先週と同じように後半失速で守備がずるずる・・・

それでも最後は止めて、24対17の勝利となりました。うーん

オッズではブロンコスが14ポイント近く有利になっていましたけど、最後までもつれるスッキリしないゲームでした。やはり後半が良くないと試合全体の印象も悪くなってしまいますよね。今週はあちこちでアップセットが多くて、ブロンコスもやばいかとヒヤヒヤしました。

 

欠場

2巡指名のWRラティマーが試合登録されず。WRウェルカーの出場停止解除が間に合わなかっただけに、ちょっと意外でした。CBカーターも未登録。怪我のLBトレバサン、Sブルートンがお休み。

 

勝因?

ペイトン・マニングは前半3TDの活躍。後半はチーフス攻撃に時間を使ってじりじり進まれましたが、守備が10失点でしのいでリードを守り、最後は残り2ヤードでギャンブルを阻止。ブロンコスはこの試合もターンオーバーの喪失なし。チーフスは第1QにRBジャマール・チャールズが怪我で退場、Sエリック・ベリーも途中で下がり戻りませんでした。

 

2TE

WRウェルカーとWRラティマーが欠場。3WR体型で入ったWRコールドウェルは落球。この試合は終始2TE(TEトーマス、グリーン、タミー)を使っていたようですね。やはりコールドウェルは信頼できない感じ・・・。なのにラティマーは出番なし。たぶん来週にはウェルカーが復帰できそうですね。

 

ペイトン・マニング

前半は、19回の15回(78.9%)、191ヤード、3TD、レイティング148.1
後半は、7回の6回(85.7%)、51ヤード、レイティング103.9
トータルで、26回の21回(80.7%)、242ヤード、3TD、レイティング146.6

前半はほぼ完璧。後半も悪くはなかったんですけど、なにせ攻撃は2シリーズしか出番がありませんでした。後半1回目のシリーズは3rdダウンを更新できずにパント。マニングが(おそらくブロックを)ミスしたTEトーマスに激怒してましたね。

後半2回目のシリーズは、ゴール前3ヤードまで迫りながら3点どまり。マニングはこの試合、レッドゾーンで3回すべてTDを決めていたので文句は言えないです。でも、ここでTDを決めていたら、11点リードでほぼ勝ちが決まっていたのにとモヤモヤ・・・

 

時間

この試合はチーフスが時間を36分以上支配。前半はほぼ互角だったのが、後半はチーフスに10分と7分のロング・ドライブを進まれるなど、21分近く使われてしまいました。10分のドライブをやられたのはアレですけど、それをブロンコス守備が無得点(FG失敗)に抑えたのは大きかったですね。

 

3rdダウン

この試合はチーフスに3rdダウン16回のうち11回(68%)も更新されました。

ESPNによると、後半最初チーフスの10分ドライブでは、3rdダウンを5回更新されていて、それらは18ヤード、11ヤード、13ヤード、3ヤード、8ヤードだったそうです。このうちブロンコス守備の反則による更新が2回。18ヤードを更新された場面では、DEウェア、DTマリク・ジャクソン、LBボンさんの3人がラッシュしてプレッシャーがかからず、長いパスを決められました。なんか自滅してるような。

 

守備の問題点

ESPNに よると、ブロンコス守備はニッケル体型でのラン守備に問題があるのだとか。RBナイル・デイビスには25ヤードのランを出され、ゴール前2ヤードのTDランも決められました。QBアレックス・スミスにも25ヤードのスクランブルを走られてますね。確認してみると、LBマーシャルが釣られてミスしてたりするので、やはりLBトレバサンがいない影響があるのかなと思います。

 

DEデマーカス・ウェア

PFFによると、この試合は3ヒット、3ハリーだったそうです。まぼろしになったサック&ファンブルとか、相手LTエリック・フィッシャーを抜いているシーンも目立ちましたね。ただ、オフサイドの反則も2回。何度かランでウェア側が狙われている感じもあって、サイドラインでデルリオと話をしていたようですね。

 

パスラッシュとか

LBボン・ミラーは今シーズン初サックを記録。でも最後のドライブは怪我で出てませんでしたね。DEクアンテラス・スミスも何度かQBに迫る良いラッシュをしてました。LBブランドン・マーシャルも1サックを記録。DTナイトンは最後のパスをチップして阻止。けっこうチップ多いですよね。

 

反則

ブロンコスの反則は11回71ヤード。守備ラインのオフサイドが5回と多かったですね。大事なところでやらかすのが本当に最悪でした! *ESPNによると、チーフスのセンターがスナップ前に急な動きをする時があって(たぶんショットガンで腰を落とす動き?)、その動きに釣られたとブロンコスの選手は話しているそうです。

第3Qでは、3rdダウンを阻止したのに、DTマリク・ジャクソンがQBスミスを無意味に押す反則で1stダウン更新させてしまいました。そして第4Qにも、これで勝利確定かという、CBアキブ・タリブのINTリターンTDが、DEスミスのオフサイドで無効になってしまいました・・・。まあフリープレイだから投げたのもしれないですけど。

 

気になる数字

ここまで2試合、攻撃は前半45得点、後半わずか10得点。すごい片寄りですね。

昨シーズンのスタッツと比べてみると、攻守ほとんど全部の数字が悪くなってますけど、平均失点(24.9点から20.5点)と、ターンオーバー(奪取2個と喪失0個)は良くなっています。今のところRBのファンブル・ロストもないですね。

 

解説

解説のフィル・シムズのチーフス寄りの発言が、ちょっと気になっていたのですが、どうやら現地ファンもシムズを解説から外せと抗議に動き出しているとかなんとか。来週のシーホークス戦もシムズが解説だそうですけども・・・

 

怪我

控えLBマクレイが膝の怪我でダウトフル、試合に戻りませんでした。HCフォックスによると、深刻ではなさそうですね。LBボン・ミラーも怪我で下がっていました。LBが薄くなっているようでちょっと心配です。

 

ジャイアンツに移籍したDEロバート・エアーズは2.0サック決めているんですね。あと、RBノーション・モレノとWRエリック・デッカーは怪我しちゃいましたね・・・

 

 

ということで、次はアウェイのシーホークス戦です。

(ネタバレ注意)今週はチャージャースが見事なアップセットを魅せたので、ブロンコスも何か攻略法を学べると良いんですけど・・・。オッズはシーホークスが4.5ポイント有利でスタートしているみたいですね。