ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第10週 チャージャース戦の感想

第10週、アウェイでのチャージャース戦が行われました。

さくっとしかチェックできていないので簡単な感想になります(汗

 

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第1Q
DEN: マニングからTEトーマスへの74ヤードTDパス (7-0)

第2Q
S.D:  26ヤードのフィールドゴール成功 (7-3)
S.D:  40ヤードのフィールドゴール成功 (7-6)
DEN: マニングからWRトーマスへの11ヤードTDパス (14-6)
S.D:  37ヤードのフィールドゴール失敗
DEN: マニングからWRトーマスへの7ヤードTDパス (21-6)

第3Q
DEN: マニングからWRトーマスへの34ヤードTDパス (28-6)
DEN: マニングがサックされてファンブルロスト
S.D:  リバースからRBダニー・ウッドヘッドへの7ヤードTDパス (28-13)

第4Q
S.D:  RBライアン・マシューズの1ヤードTDラン (28-20)

 

シーズン後半戦、負けられない同地区ライバル対決は、
リードを守ったまま、28対20の勝利となりました。

BYEウィーク中にHCジョン・フォックスが心臓の手術で離脱し、守備Cのジャック・デルリオが代理HCとして約2年ぶりに指揮をとることに。相手は元ブロンコスの攻撃Cだったマイク・マッコイ率いるチャージャース。奇しくも2012年のブロンコス攻守コーディネーター対決となりました。

試合登録は、怪我のSSデューク・イエナチョが欠場して、ベテランのマイク・アダムスが先発に。CBチャンプ・ベイリーも欠場。IRから復帰したばかりのセンターJ.Dウォルトンもお休み。干されているRBロニー・ヒルマンは今週も登録なし。ドラ1DTシルベスター・ウィリアムズも。CBクエンティン・ジャマーはこの試合6人目のキャプテンに任命されていました。

 

第1Q 7 - 0

チャージャースは最初のドライブ、自陣29ヤード地点でいきなりパント・フェイクを成功させました。ブロンコスに攻撃権を渡さないという驚きのギャンブルでしたね。

ブロンコス守備は相手のランを止められず、じりじりと時間を使われました。RBライアン・マシューズの39ヤード・ランは反則で取り消しになりましたが、第1Qだけで計70ヤード近く走られました。

対称的にブロンコスは3プレー57秒であっという間にタッチダウン。TEジュリアス・トーマスがサイドライン際を一気に74ヤード駆け抜けました。相手のLBマンタイ・テオも追いかけてましたけど、言われているようにちょっとスピードが遅い気がしました。

消費時間はブロンコスがわずか57秒、チャージャースが14分3秒。やはりマニングのことを熟知しているだけあって、マイク・マッコイはしっかりと時間を使ってきました。

 

第2Q 21- 6

第1Qでチャージャースにエンドゾーン直前まで攻めこまれましたが、DTテレンス・ナイトンが3rdダウン2ヤードのランを止めて、フィールド・ゴールに抑えました。

しかしブロンコス攻撃は2連続3&アウト。WRウェス・ウェルカーの落球と、マニングがサック(LBラリー・イングリッシュに足首をつかまれた)されて即終了。この試合は3rdダウン成功率が8回の3回で37%と、ちょっと低いですね。マニングもけっこうプレッシャーを受けていました。

チャージャースの攻撃は、RBマシューズの35ヤード・ランで一気に進入。DBマイク・アダムスのミスタックルだったかなと思います。しかし3rdダウン、エンドゾーンへのパス失敗でフィールドゴールに。新人CBケイボン・ウェブスターがカバーしていましたけど、相手WRの落球に助けられました。ウェブスターはこの後も何度か狙われていたように見えました。ブロンコス守備は相手に進まれながらも2回のフィールドゴールに抑えました。

次のブロンコス攻撃は、WRデマリアス・トーマスがタッチダウン。80ヤードを2分27秒で進みました。うーん、速い。

前半残り1分49秒、スコアは14対6でチャージャースの攻撃。エンドゾーンまで14ヤードで3rdダウン6ヤード、ここでDEデレク・ウルフがQBリバースをサックして止めました。チャージャースは37ヤードのフィールドゴールも失敗しました。

ここからブロンコスはタイムアウト無し、1分20秒で73ヤードを進み、タッチダウンを決めました。スコアは21対6と15点差に。相手からすれば、時間を使って14対13、あるいは14対9で前半を折り返すことができただけに、この前半最後の攻防はかなり大きかったですね。

マニングは前半、22回で17回成功(77.2%)、243ヤード、3TDでした。

 

第3Q 28 - 13

後半に入って、ブロンコス攻撃は、RBノーション・モレノ、RBモンティ・ボールを走らせて、時間を使うコールが増えたように思いました。最後はWRトーマスのスクリーンで一気に34ヤードのタッチダウン。このプレイはよくやりますけど効果的ですね。これで28対6の22点差と突き放しました。

しかし次の攻撃ドライブで、マニングが相手LBツアーレック・ウィリアムズにサックされてファンブルロスト。自陣11ヤード地点で相手に攻撃権を渡してしまいました。ここからチャージャースのRBダニー・ウッドヘッドにやられてスコアは28対13に。

前回のレッドスキンズ戦、その前のコルツ戦でもやられましたけど、マニングがサックされて、ファンブルするパターンが続いています。そのまま失点につながってしまうので、自陣の深いところではパスプロ、プレイコールでもっと気を付けてほしいですね。

 

第4Q 28 - 20

チャージャースに3rdダウン13ヤードを更新されて、最後はRBマシューズにタッチダウンを決められました。スコアは28対20の8点差に。

残り約7分でチャージャースに最後の攻撃権が渡りますが、スナップ・ミス(反則)の後退や、LBボン・ミラーのサックでパントに終わりました。

直後にパント・リターナーのWRトリンドン・ホリデイがキャッチミス。自分でリカバーしましたけど、ロストしていたら同点になっていたかもしれませんでした。これはかなり危なかったですね・・・

最後はブロンコス攻撃が時間を使いきって終了。しかしマニングが足首をつかまれて倒され、ダウンしたまま起き上がれないというシーンがありました。元々怪我していた足首なので、ひやっとしましたね。それでも最後までフィールドに立ち続けたマニングは流石でした。

 

この試合、スコアは28対20でしたけど、最大22点のリードから一度も逆転されることはなかったので、内容的には点差以上に支配していたように思います。

チャージャースはオフェンスラインの怪我が大きかったと思いました。ホールディングなど痛い反則も多かったですね。敵ながらドラ1のD.Jフルーカーは右と左に入って、良い活躍をしていたように見えました。ブロンコス守備は4サックを決めています。

LBボン・ミラーは1サックですけど、ラン守備でも活躍していました。体重が増えてスピードが落ちたという声もあります。しかし、ボン・ミラーが復帰してから、この3試合はパス守備が改善されているという指摘もありますね。

マニングは足首の怪我が心配されましたけど、どうやら大丈夫そうで良かったです。しかし、時々短いパスが浮いていたり、3rdダウンの成功率が下がってる感じがするので、やはり怪我の影響があるのかなと思います。

この勝利で、ブロンコスのオーナー、パット・ボウレン氏は通算300勝目となりました。

 

さて、いよいよ次はホームでチーフスとの対戦になります。

シーズン後半はリーグで2番目にハードということで(1番目はチャージャース、4番目はチーフスだったと思います)、ここからチーフス、ペイトリオッツ、チーフスという大変な3連戦になりますが、逆に言えば、この3試合に勝てれば名実ともにAFCの本命に上がることができます。ひとつひとつ目の前の試合に集中して、しっかりと戦ってほしいですね!