ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

プレシーズン3試合目 STL戦

プレシーズン3試合目、ホームでのラムズ戦が行われました。
NFL公式サイトのスコア

 

第1Q
STLサム・ブラッドフォードの3ヤード・タッチダウン・パスで先制(0-7)
DENのマニングからデマリアス・トーマスへ6ヤードのタッチダウンパス(7-7)

第2Q
STLフィールドゴール(7-10)
DENのRBヒルマンがファンブル、STLLBオルグトゥリーがリターン・タッチダウン(7-17)
DENのフィールドゴール(10-17)
STLフィールドゴール(10-20)

第3Q
DENのRBモンティ・ボールが1ヤード・ランでタッチダウン(17-20)

第4Q
DENのフィールドゴール(20-20)
DENのRBランス・ボールが4ヤード・ランでタッチダウン(27-20)
STLケレン・クレメンツの1ヤード・タッチダウン・パス。2ポイント失敗(27-26)

 

という具合に最後までもつれましたが、27対26の勝利となりました。

ラムズは第4Q残り2分で逆転狙いの2ポイント・コンバージョンを失敗。プレシーズンで引き分けを狙っても意味がないという判断だったので、実質引き分けという感じですね。まあ勝敗よりも大きな怪我人が出なかったのがなにより良かったと思います。

 

オフェンス

前半はトータル290ヤード、消費時間19:38と圧倒的に押していました。でも攻撃のターンオーバーが2個あって、10点差のビハインドで折り返しました。うーん

攻撃はかなりマニング頼りという印象でした。前半だけで34回も投げていますし、これだと1試合70回ペースになってしまいますね。前半の1stダウン更新18回のうち14回がパス、3rdダウン9回のうち8回がパス(3回更新)とプレイコールが片寄っていました。

ランはここまでの試合ではもっとも良かったと思います。ラインを抜ける大きなランもいくつかありました。でも、ここぞという時はマニングに頼ってしまう感じでしたね。

後半はさらに2回のターンオーバー(オスワイラーのINTとファンブル)を許してしまったのも、試合内容が上回っていただけに残念でした・・・

 

ディフェンス

前半はラムズ攻撃をトータル110ヤードに抑えていました。

前半の失点は、ラムズのテボン・オースティンがパントリターンで81ヤード進み、エンドゾ-ン手前3ヤードからの攻撃で奪われたものなので、仕方なかったと思います。この失点以外は、フィールドゴール2本に抑えているので、実質6失点ですね。

後半の失点も、オスワイラーのファンブル・ロストで、エンドゾーン手前9ヤードからの攻撃でやられたので、これも守備の責任とは言えないと思います。なので、この試合で守備がやられて失点したのは6点だけという見方もできますね。

最終的にはトータル198ヤード(パス148ヤード、ラン50ヤード)に抑えていますし、デルリオらしい本番に近い守備が見れたという感じがしました。

守備ラインのサックもありましたけど、やはりパスラッシュは少し不安な印象がありますね。フロント4人のラッシュでは、ブラッドフォードにいくつか長いのを通されていましたし。

 

あとは、気になった選手などなど・・・

 

クォーターバック

マニングは前半出場で、34回投げて25回成功(73.5%)の234ヤード、1TD、1INTでした。これまでにも指摘されていましたけど、昨シーズンに比べるとパスのスピードもスパイラルも明らかに良くなっているように見えますね。
インターセプトはTEトーマスへのパスを、ラムズのドラ1LBオルグトゥリーがカバーしながらボールをはじいてそのままキャッチ。解説でも言われてましたけど、オルグトゥリーのカバー能力が見事で、それを見誤ったという感じでした。オルグトゥリーはもうひとつインターセプト未遂もありました。(おそるべし!)
第4Qに雨が激しくなって、マニングは手袋を付けてサイドラインで雨の試合を想定したスナップ練習をしていました。プレシーズンの雨でさえも練習の機会にしてしまうとは流石ですね。

オスワイラーは後半出場で、15回投げて9回成功(60%)の89ヤード、1INTでした。まだ攻撃の1stチームが残っている中でプレイして、RBモンティ・ボールのTDに繋がるドライブを演出するなど、これまでではもっとも良かったように見えました。
インターセプトはWRホリディへのパスで、判断にもミスがあったのかもしれないですけど、身長5-5のホリディが相手CBに負けていた印象でした。
しかし、短いパスを強く投げ過ぎたり、(雨の影響があったかもですが)バロスからのスナップをファンブルしたり、プレイぶりに安定感がないのが不満ですね。

 

ランニングバック

ヒルマンは6回34ヤード、モンティ・ボールは14回43ヤード1TD、モレノは5回33ヤード、ランス・ボールは7回23ヤードでした。

ヒルマンはまたファンブルしてしまいましたね。ラムズのCBフィネガンにタックルされたところを、LBオルグトゥリーに無理やりボールをかき出された感じだったので、不注意なポロリという感じではなかったですけど、これだけファンブル多いと使ってもらえなくなりそうです。

モンティ・ボールはゴール前で強いランを決めたり、らしさを見せてきてる気がしました。しかしボールをしっかり確保する前に走ろうとしてパスを落としたプレイはダメでしたね。モレノはランでもレシーブでも安定感があって良かったと思います。

どうやらランは、この3人トリオ体制でやっていくことになりそうですね。

 

ワイドレシーバー

休んだウェス・ウェルカーの代わりにアンドレ・カーズウェルが入っていました。個人的には、そこまで良いとは感じなかったんですけど、結果は残しているので、ロスターに残るのかなと思います。

リターナーのホリデイも入っていましたけど、使い道が難しいという印象でしたね。タバレス・キングも少し出てたので残ると思います。

 

オフェンスライン

先発は左からライアン・クレイディ、ビードルズ、ラミレズ、バスケス、フランクリンでした。やっとクレイディが復帰しましたね。センターがどうなるのかという点はありそうですけど、たぶんこれが開幕先発メンバーになるのかなと思います。

クレイディに注目して見ていたのですが、パスプロはほぼ完璧だったと思います。怪我の影響はまだあるのかもしれないですけど、さすがに違いますねー

控え左タックルのクリス・クラーク、この試合のランブロックはかなり酷かったような・・・

 

その他の選手

TEジュリアス・トーマスは、フィールドゴールでブロックをミスして、キックが失敗になりました。

DEデレク・ウルフの代わりに入っていたマリク・ジャクソン(2012年の5巡指名)はなかなか良かったですね。この試合サックも決めています。バルクアップして、パワーがありますね。

ラインバッカーは、ボン・ミラーとトレバサン、ミドルにウッドヤードがコンバートされてました。出場停止が予定されているボンさんも入っていて、この試合は良かったと思いますけど、ここはシーズン本番になってどう機能するのか見てみないと分からない感じですね。

CBはチャンプがお休みで、クリスハリスに、トニーカーターとDRCが入っていました。DRCはいくつも良いパスカバーを見せてましたね。

 

という感じで、すでに第1次ロスターカットがはじまっていますがー
あと10日ほどでブロンコスの開幕戦です! (まだプレシーズン1試合残ってますけども)