ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

FA前ロスター確認

FA解禁日が近づいて来ましたので、その前にブロンコスロスターとFAになる選手を確認しておきたいと思います。

 

今年のFA契約は現地16日から事前の契約交渉(いわゆる合法タンパリング)が許可され、現地18日から契約が解禁されます。

(ただし新型コロナウイルスの影響などで、NFLのスケジュールが変更になる可能性もあります)

 

  • 黄色=UFA(自由に契約できるFA)
  • 青色=RFA(前所属チームに優先権があるFA)
  • 緑色=ERFA(前所属チームに独占権があるFA) 

 

オフェンス 

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左の列は「先発クラス」、中央の列は「控えクラス」の選手になります。

右の列はフューチャー契約(キャンプ要員)なので、ここでは無視してOKです。

 

放出・移籍が確定的?

QB ジョー・フラッコ(35歳)

RG ロン・リアリー(30歳)

RB デボンテ・ブッカー(27歳)

RB テオ・リディック(28歳)

 

ジョー・フラッコはFAではありませんが、昨年は首を怪我してシーズンエンドになっていますし、控えとしてはサラリーも高額すぎるので放出は不可避だと思います。解雇した場合はサラリーキャップを10ミリオン以上節約できます。

ロン・リアリーはチームが契約オプションを行使しなかったためFAになっており、これによりサラリーキャップを8ミリオンほど節約しています。

デボンテ・ブッカーとテオ・リディックもそのままFA市場に出ることになります。

 

再契約? 

OT イライジャ・ウィルキンソン(25歳)RFA

 

ウィルキンソンは控えですが、昨シーズンは怪我人の代わりで12試合に先発しています。制限付きFAなので、チームは2巡テンダーを付けると報道されていますね。

2巡テンダーを付けると、選手が他のチームと契約した場合、ブロンコスはその契約にマッチして引き留めるか、相手チームから2巡指名権をもらうかを選択できます。

 

移籍ぽい?

 C コナー・マクガバン(26歳)

 QB ブランドン・アレン(27歳)RFA

 

コナー・マクガバンは(今年のFA市場には良いセンターがいないため)平均10ミリオンくらいの金額になるという噂もあり、再契約は厳しいかもしれませんね。

ブランドン・アレンは前の攻撃コーディネーターが呼び寄せた選手なので、積極的には引き留めない気がします。

 

補強プラン 

攻撃の補強はベテランの控えQB、控えRB(FAで先発級を獲るという噂も…)、 先発級のセンター/ガード、第2レシーバーなどがターゲットになりそうです。

 

 

 

ディフェンス

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フランチャイズタグで残留

S ジャスティン・シモンズ(26歳)

 

ジャスティン・シモンズにはタグを付けています。タグで移籍を阻止してから、期限までに長期契約を結ぶのがいつものパターンなので、今回もそうなると思います。

 

移籍濃厚?

DE デレク・ウルフ(30歳)

DL シェルビー・ハリス(28歳)

DE アダム・ゴトシス(27歳)

LB コーリー・ネルソン(27歳)

CB クリス・ハリス(30歳)

 

デレク・ウルフは昨年キャリアハイの7サックを記録しており、いくつかのチームが興味を持っているという話もありますが、オファーしだいでは残る可能性があるかもと思います。

シェルビー・ハリスはこのオフが稼ぎ時なので、けっこうな金額を出さないと再契約は無理そうです。

アダム・ゴトシスは控えに降格しており、膝も怪我しているので積極的に再契約する理由はないかもしれません。

クリス・ハリスも(先日ジャガーズからCB A. J. ボイエーをトレードで獲得しているので)再契約はほぼ消滅したと見られています。

 

再契約あるかも?

OLB ジェレマイア・アタオチュ(27歳)

S ウィル・パークス(25歳)

CB デバンテ・ボーズビー(27歳)RFAテンダーなし

 

補強プラン

守備ラインがごっそり抜けそうですが、今年は(CB ボイエーをトレード獲得したように)HC ヴィック・ファンジオの守備システムに合うベテラン選手を外から獲得すると予想されているようです。

噂ではテキサンズの巨漢DT D. J. リーダーの名前などが挙がっていますね。

 

 

 

スペシャルチーム

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移籍確定?

LS ケイシー・クレイター(29歳)

 

ロングスナッパーはつい先日ジェイコブ・ボーベンモイヤーと契約しており、クレイターはFA市場に出ることになりそうです。

クレイターは1年1ミリオンの契約でプレイしていましたが、1年目のボーベンモイヤーはその半額くらいの契約になります。

 

 

新しい労使協定が合意していないため、2020年のサラリーキャップ額はまだ発表されておらず、正式な数字は分かりませんが、ブロンコスのキャップはCBボイエーの今季サラリー(約13.4ミリオン)、Sジャスティン・シモンズのタグ価格(約11.6ミリオン)などを含めたうえで残り45ミリオンくらいという計算になっているようです。

QBジョー・フラッコを放出すると、さらに10ミリオン以上が節約できるので、概算で残り55ミリオンくらいになるのかなと思います。