現地27日のNFLドラフトまで、もう数日となりました。
新たに更新されているモックドラフトから、ブロンコスの1巡20位は誰が指名されると予想されているか、いつものように確認しておきたいと思います。
票は予想しているモックの数です
票 | Pos. | Name | Ht | Wt | College | 訪問 |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | TE | O.J. Howard | 6-6 | 251 | Alabama | |
4 | RB | Christian McCaffrey | 5-11 | 202 | Stanford | 有 |
1 | TE | David Njoku | 6-4 | 246 | Miami (FL) | |
19 | OT | Ryan Ramczyk | 6-6 | 310 | Wisconsin | 有 |
10 | OT | Garett Bolles | 6-5 | 297 | Utah | 有 |
7 | OL | Forrest Lamp | 6-4 | 309 | WKU | |
4 | OT | Cam Robinson | 6-6 | 322 | Alabama | 有 |
2 | OLB | Haason Reddick | 6-1 | 237 | Temple |
前回からほとんど変わっていないものの、OTラムチェックがもっとも多くの票を集めて、前回トップだったOTボールズを逆転するという結果になりました。
やはりレフトタックル候補の4人で大半を占めていますが、その中では、OLフォレスト・ランプの予想も地味に増えてきている感じがします。
ファンが注目するRBマカフリーは、最近の評価が上昇していて、トップ10で消えるとか、ブロンコスの20位までは残っていないといった予想が多くなっていますね。
特に8位のパンサーズ、14位のイーグルスあたりで指名されるモックが多い印象で、パンサーズの新WRコーチは、昨年までスタンフォード大学でRBコーチをしていたというコネがあります。
先日の「未練・或爺杯モックドラフト2017」では、ブロンコスはトレードアップしてRBマカフリー指名という結果になりましたが、現実でもトレードアップしないと指名は難しいかもしれませんね。
ということで、RBマカフリーとOLランプについて紹介してみます。
RB クリスチャン・マカフリー(Christian McCaffrey)
身長5-11、体重202、1996年生まれ(20歳)、スタンフォード大学、ジュニア
ブロンコスで活躍したWRエド・マカフリーの次男。コロラドの高校では通算の得点、TD数、総獲得ヤードの州記録を更新し、州の最優秀選手に2回選ばれている。
4つ星の有望株として父親の母校スタンフォード大学に進学。トゥルー・フレッシュマンの2014年は控えとSTで出場した。
もっとも活躍した2015年は、ランで2,019ヤード、レシーブで645ヤード、キックオフ・リターンで1,070ヤードを稼ぎ、計3,864の総獲得ヤードで(バリー・サンダースが保持していた)NCAA記録を更新した。
AP選出の大学最優秀選手、PAC-12の最優秀選手、満票でオール・アメリカンに選出され、ハイズマン賞(MVP)のファイナリストにも残った。
2016年は怪我もあって数字を落としたが、ランで1,603ヤード、総獲得で2,116ヤードを記録。最後のサンボウルは怪我を考慮して欠場し、アーリーエントリーでのNFL入りを表明した。
ラン、レシーブ、リターンと多くの活躍ができる。細かい足の動きによる瞬時のカットと方向転換で相手をかわす。優れた視野で穴が開くのを待てる。ブロッカーを上手く使ってヤードを稼ぐ。良い手を持つレシーバー。ボールをしっかり守る。賢い。コンバインで評価を上げた。
理想的なサイズ、スピード、パワーはない。エブリダウン・バックではない。大学で酷使されており、耐久性に懸念がある。強い攻撃ラインとシステムの恩恵を受けていた。速いというよりはクイック。加速は並。NFLでは後ろから追いつかれる。パスプロは不安定。
某スカウト「彼の評価は人によって分れるだろう。ただの補足的な選手と見るか、多くの用途で活躍する選手と見るか。3~4人のレシーバーを並べる攻撃を多用するチームでは、いろんな使い道があるので好まれるはずだ」
似たタイプの選手: ブライアン・ウエストブルック(元PHI)
OL フォレスト・ランプ(Forrest Lamp)
身長6-4、体重309、腕長32 1/4、1994年生まれ(22-23歳)、ウエスタン・ケンタッキー大学、シニア
高校では小さいラインマンだったため、強豪大学からリクルートされず、2つ星の選手としてWKUに進学した。
1年目はレッドシャツに登録。2013年は開幕から3試合をRG、その後の9試合はLTで先発した。2014年と2015年はLTで全試合に先発している
2016年は9月に足の怪我で2試合に欠場したものの、2年連続でAll-CUSAに選出された。1月のシニアボウルは足首のねん挫で出場しなかった。
腕が短く、体格的にガード向きと言われているが、優れたテクニックがあるので、レフトタックルをやれるという評価もある。
ダラスのOGザック・マーティンと比較されており、今年の攻撃ラインではもっとも安全な指名という声もある。
4年間の先発経験がある。コンパクトに鍛えられていながら、運動能力にも優れている。素早い足とポジショニングの上手さでブロックする。動きながらブロックできる。横の動きでパスプロもできる。タックル、ガード、さらにセンターもやれそうな多様性がある。コンバインで評価を上げた。
平均的な体格で増量の余地はあまりない。身長の低さと腕の短さにより、プロでは内側をやることになりそうだが、ガードの経験はあまりない。NFL級のパワーはない。エッジラッシャーに苦戦することがある。
某スカウト「彼は本物だ。もしスナップさえできるなら、攻撃ラインすべてのポジションで使えるだろう。優れた足があり、強く、賢い」
似たタイプの選手:ザック・マーティン(DAL)
主な引用元
Christian McCaffrey Draft Profile – NFL.com
Christian McCaffrey, RB, Stanford, NFL Draft - CBSSports.com - NFLDraftScout.com
Forrest Lamp Draft Profile – NFL.com
Forrest Lamp, OG, Western Kentucky, NFL Draft - CBSSports.com - NFLDraftScout.com